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2013年3月29日 (金)

願わくは

cherryblossom「願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃」
願わくは
この西行法師の歌は、あまりにも有名ですが、今年は一昨日が旧暦2月(如月)16日の満月(望月)の日でした。fullmoon
西行法師は、ちょうど今頃の季節に死にたかったのでしょう。
願わくは
郷里に、西行という地名があり、そこに「西行公園」という、西行法師にちなんだ場所があります。
西行という地名の由来は西行法師が東国行脚の途中、駿河の国より富士川に沿って甲斐の国に入り、この峠の下の村に庵を結び暫く住みました。
故にこの村を西行村、峠を西行峠、峠までの坂道を西行坂と言います。
願わくは
この西行法師ゆかりの西行峠は、かつての甲駿往還であり「身延道」です。
文永11年 (1274年)5月に日蓮上人が身延山へ入山する時この峠を越えており、万治2年(1659年)8月に深草元政上人が西行峠の素晴らしさを漢詩に残しています。
戦国時代に甲州武田軍の駿河攻めや武田勝頼追討の徳川軍もこの峠を越えています。西行峠より見る富士山は「盆中の富士」といわれ、御坂峠、花水坂と並んで「富士見三景」と称せられます。
願わくは
近くにありながら行ったことのない場所です。
ちょっと落ち着いたら、立ち寄ってもみようと思います。
ところで、この西行法師、享年は73歳ですが、この歌は60歳代中頃の作といわれているので、死に臨んで詠まれたものではないようですが、実際に如月(2月)の望月(15日)と所望した通り2月16日に亡くなったんだそうです。
2月15日は釈迦の入滅の日で、平安時代から涅槃会として釈迦の遺徳を偲ぶ習慣があったので・・・。
念ずれば通じるということでしょうか?
桜の花もそろそろ今日あたりから散り始めるのでしょう。
しづこころなく・・・。

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