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2013年3月31日 (日)

ラジオ寄席

baseball球春到来で、今期は今回が最終回。
  ◇ 代書屋     柳家権太楼
権太楼師匠の十八番。
落語っ子連の窓口さんが、最初にチャレンジした噺で、とても印象に残っています。
そもそも「代書屋」という噺は、上方の先代「桂米團治」師匠の創作というのは、あまりにも有名な話。
昭和10年代、今里の自宅で副業として(一般)代書人(今日の行政書士のルーツ)を営んでいた四代目桂米團治が、その経験から創作した新作落語(代書・代書屋)で、1939年4月初演。
この噺では、従来の落語で使われてきたクスグリが一つも使われていないことが、作者の自慢であった。
発表当時から人気作となり、米團治が高座に上がると客席から「代書屋!」「代書!」と叫ぶリクエストが絶えなかったという。
米團治から直弟子である三代目桂米朝に伝えられたが、米朝は三代目桂春團治と二代目桂枝雀に付けた(伝授した)後は、彼らの十八番となったこともあり、高座に掛けなくなった。
米朝の息子である五代目桂米團治も五代目襲名にあたり『代書』に力を入れている。
現在では上方の新作落語の中でも半ば古典に近い存在となり、東京にも移植されている。
二代目桂小南をはじめ三代目柳家権太楼、古今亭寿輔など多くの落語家が手掛け、東西とも広く親しまれている名作である。

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