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2013年3月16日 (土)

笑いの質

tv昔のテレビ番組を見ての「笑い」についての評論がありました。
(当時の番組を)いま見ると、共通していることがある。
おっとりと静か、品がいい。
時がゆったり流れていくようで、それでいて、しゃれている。
娯楽性も申し分ない。
少々かったるい感じがないではないが、ああ、あのころの白黒テレビはよかった、とつい思ってしまう。
なぜそう思うのか。いまのテレビとどう違うのか。
いろいろなことが言えそうだが、ひとつはっきりしていることがある。
笑いだ。
笑いの量と質がまったく変わってきた。
先の番組でもそうだが、昔は静かに笑い、笑う場面も少ない。
みんなが天を仰いでいっせいに大笑いするなんて姿は、ついぞお目にかかったことがなかった。
ところが、いまのテレビは笑いっ放しだ。
やたら手をたたき、わけもなく笑いつのる。
ほほえみはめったにない。
大口をあけ、大声でどっと笑う。品がなく、哄笑というやつだ。
おかしくないところも、笑いでこなそうとする。
視聴者はたまったものでない。
だから、すぐに見るのをやめる。
長寿の「笑点」が高視聴率を保っているのは、出演者の落語家たちは控えめにしか笑わず、茶の間の私たちの方が番組中、何度か大笑いできるからだ。
見終わって夕食に移ると、一杯の味もいい、というおまけまでついてくる。
しかし、ほかのほとんどの番組は逆転している。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130313-00000000-sundaym-pol
・・・感覚的に、非常に受入れられる気がします。
師匠が、よく「落語は品を忘れてはいけない」と仰いますが、一脈通ずるところがあると思います。
粋な笑いをやりとりしたいものです。

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