2月の落語徘徊
数年前からの「落語徘徊」を始めてから、最も苦しい月になりました。
一番辛かったのは、「深川三流亭」に出演出来なかったことでしょう。
昨年のちょうど今頃、師匠が体調を崩された時に、発表会を間近に控えていた「落語っ子連」は、一部のメンバーが師匠の体調を理由に、発表会そのものを中止しようとしました。
私と窓口さんとまど絵さんの3人は、普段からしっかり稽古もしていたので、師匠に感謝する意味でも中止するべきではないと主張しました。
結局、3人を中心に発表会を開催することになりましたが、稽古もろくにしていなかったメンバーは、出演しませんでした。
終演後、師匠が「稽古していない人が、稽古している人の邪魔をしてはいけない。3人の高座は立派だった。」と褒めてくださり、「今日をもって落語っ子連は修了とし、新たに第2次を開講する」と宣言され、新生「落語っ子連」が誕生しました。
当然、その時の3人と、稽古場のオーナーでもあるまど音さんの4人に、新たに4人が加わって現在に至りました。
こんな1年間で、会長を仰せつかっていましたので、意地でも成功させたかった発表会でしたから。
すっかりお元気になった師匠も、開演時のご挨拶から、一人一人の高座の後のコメントもしてくださり、トリでは、小学4年生の国語の教科書に載っている「ぞろぞろ」を演ってくださったそうですから、当日ご来場いただいたお客さまと同様、感謝・感謝です。
初高座のメンバーも素晴らしかったようですし、友情出演してくださったお二人の踊りと噺も素敵だったそうです。
寄席や落語会は、そういうことで低調でした。
◇ 9日 「指相撲」初口演落語会
◇ 15日 東京夢楽語会
この2回のみで、都合が悪くなって、予定していた落語会をいくつか断念しました。
噺っ子連の「有難亭梅八」さんの進行した師匠の創作「指相撲」の初口演は、、前半は有難亭の3人が出演。
こんな立派な会場満員の中で、師匠の前に高座に上がれる有難亭の皆さんが羨ましかった・・。
ブログへのアクセス累計は、2月2日に39万件、2月18日に40万件の大台に到達しました。
師匠にメールで、「色々なことがあっても、落語は絶対にやめません」と、改めて宣言した月でもありました。
来月も暫く不安定な状態で、なかなか落語に集中できませんが、自分を見失うことだけはないように、しっかり徘徊して行きたいと思います。