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2012年12月25日 (火)

聴いてもらう喜び

ボランティアでお邪魔して落語を聴いていただいて。
聴いてもらう喜び
私が初めて人前で着物を着て落語を演ったのは、仙台市内の老人施設でした。
今で言えば”デイサービス“というのでしょう。
舞台のある広い和室で、同期の4人でご機嫌を伺いました。
「また来ておくれよ」と、一人のお婆ちゃんが、ティッシュに包んだ氷砂糖を手渡してくれたのを思い出します。
聴いてもらう喜び
一昨日も、「花色木綿」を演っていて、「婆さんや」「ごめんください」「お留守ですか?」という台詞に、客席から「はい何だい?」「はいはい」「いますよ」と返事が返って来るという…。
寄席や落語会ではありえませんが、でも、とても楽しい。
反応があるということは、聴いてくれているということ。
拙い芸でも聴いてくださっている。
一番前の席で、ワッフルさんの「奴さん」に、嬉しそうに手拍子していたお婆ちゃんたち。
ありがとう。
いつまでもお元気で。

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