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2012年11月13日 (火)

柳家喬太郎さんの記事

先日、こんな記事を見つけました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000007-ykf-ent
古典がいいね、と言えば新作、新作がいいね、と言えば古典。類まれな両刀使いである。
その上、折々の高座で暴走しまくる。
それが楽しくもあり、実演に接する喜びでもある。
例えば--。
ポピュラーな古典落語「時そば」。
噺そのものは、古典らしく展開するのだが、途中、チクリチクリと立ち食いソバ店をくさす。
悪い油で揚げている天ぷら、カツオだしではないカツオのにおい、といったドギツイ表現を平気でしてのけるが、いやらしさはゼロ。
笑いになる。
それだけではない。
コロッケそばにされてしまうコロッケを見事なまでに擬人化し、噺を脱線させる。
やりたい放題の高座なのである。
その"やりたい放題"が、彼の魅力でもあるのかもしれませんが、私は、「錦の舞衣」等に正面からぶつかる真摯な喬太郎さんの方が好きです。
(若い頃のチャラチャラは、もういいでしょう。このところ髪もかなり白くなって来たことだし・・。)
喬太郎さんには、いつも
望んでいるのですが、もういいから、正道・本式の落語に突き進んで欲しいと思います。
「全日本落語名人位決定戦」出場者の一人としてお願い。
私の個人的な願望。
そうしたら、彼の落語会に通いたい・・・。

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