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2012年10月30日 (火)

「帯久」談義

落語っ子連の稽古会で、私の「帯久」の後、和泉屋与兵衛が鉋屑に火を点ける場面で、師匠の「過失」の演出と、一般的な「故意・確信犯」の演出の比較から、落語と法律について、熱い議論が交わされました。
私が「大工調べ」を演らない理由とか、「唐茄子屋」の大家とか、「一文惜しみ」の話題も。
大岡政談に限らず、落語の政談物は、人情・庶民の味方です。
立川談志師匠の「人間の業の肯定」ということでしょう。

師匠から、以下のようなコメントを頂戴しました。
流三(りゅうざ)さんの[帯久]の稽古から、大岡政談と法律の話題に花が咲いた、、、。
落語を見直すきっかけとなって、とてもいいことです。
流三(りゅうざ)さんは法科出身だったは、、、、。  圓窓
私も早速返信しました。
はい師匠。
法科不幸か、落研卒と表向きには言っていますが、実は、法学部を優秀な成績で卒業した人と一緒に卒業しました。
ああいう話題は、とても面白いですね。
稽古に加えて、とても充実した時間でした。      流三

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