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2012年10月14日 (日)

伽羅(めいぼく)先代萩

歌舞伎の名作「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」。
現在建替え中の歌舞伎座のさよなら公演でも、通しで演じられたという、ポピュラーな狂言です。
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 274.jpg 奈河亀輔・作。
安永6年(1777年)4月、大坂・嵐七三郎座にて初演。
江戸時代初期、仙台伊達家に起こった御家騒動を劇化したもの。
伊達家三代当主・綱宗の家督相続を不服とする叔父の宗勝は、酒色によって綱宗を堕落させて隠居させ、綱宗の幼い息子亀千代が万治3年(1660年)に2歳で当主になるや、その後見人として家老の原田甲斐と共に伊達家を支配した。
だが、幼君亀千代の毒殺未遂事件が起こるに及び、一門の伊達安芸等は領地境界の紛争に事寄せて宗勝等を幕府に訴えた。
寛文11年(1671年)3月27日、大老・酒井忠清の屋敷で行われた訊問の席で、形成不利と見た原田甲斐は伊達安芸を斬殺、自らも警護の侍に殺された。
原田甲斐の一族は全て死罪となり、宗勝一味も処罰されて事件は幕を下ろした。
女形きっての大役である乳母政岡は、亀千代の乳母もしくは生母がモデルと言われている。

Fw:ムラサキセンダイハギ
「大老・酒井忠清の屋敷」というのが、例の大手町の上屋敷ということですね。
「伽羅の下駄」という噺も、伊達の殿様が出て来ますから、仙台ネタというのは「ねずみ」だけでもないんですね。
写真は「ムラサキセンダイハギ」だそうですが、派手さはありませんが、綺麗な花です。

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