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2012年10月 9日 (火)

席亭志願

越智多藁惠著・彩流社刊「席亭志願 落語を愛し支える人びと」。
1,995円。10月下旬に発売されるそうです。
落語会をつくる人にスポットを当てた「落語」を愛し、支える人たちのドキュメント。落語は自由に聴け!
1日にいくつの落語会があるのだろう。都内だけで多いときには30の会がある。
ホール、居酒屋、蕎麦屋、バー、学校等でも行われており、そのうえに「定席」と呼ばれる4つの寄席(新宿・上野・浅草・池袋)がある。
年間300以上聴く者もいるが普通は週1ぐらいだろう。
いくら好きな人でも1度に2つの会には行けない。
落語家を追いかける人、好きな噺を聴きに行く人、お気に入りの場所で聴く人とさまざま。
さて「いい落語会とは何か?」を考えたとき、異彩を放つ「落語会プロデューサー加藤浩」を通して何か見えてくるはずと著者は感じた。
加藤のように落語を愛し、会を運営する人が必要なのだ。
あちこちの町で開かれている落語会のプロデューサー、演出家に取材した知られざる「落語」裏話。
「オフィスM's」の加藤さんのことが書いてあるようです。
落語を演る側や聴く側ではなく、寄席・落語会を運営する人のこと?
大変興味深い観点です。
著者は、某大手新聞社文化部編集委員だそうです。

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