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2012年9月13日 (木)

蕎麦をたぐる仕草

noodle予想に反して?蕎麦をたぐる仕草が好評だったようです。
Fw:nn
本当に蕎麦を食べているようだったとか、蕎麦が食べたくなったとか・・・。
今まで、人前で落語を演らせていただいて、こんな形でコメントしていただくのは初めてです。
というのも、今まではどちらかと言えば、食べる・飲むなどの仕草の入る噺は、何となく避けていた気がするのです。
特に、「時そば」とか「うどんや」、「試し酒」や「一人酒盛」・・・。
師匠の高座本では、蕎麦をたぐるシーンはほとんどありませんでした。
何故、敢えて仕草にチャレンジしたのでしょう・・・?
実は、高座に上がった最初の頃は、喋っているうちに口の中がカラカラに乾いてしまったものでした。
こういう状態では、飲み物を飲んだり、麺類をすするシーンは絶対に上手く出来ません。
それは、唇や口の中の潤いの表現が出来ないのと、唇や舌で滑らかに音を出すことが出来ないからです。
ところが、最近はおかげさまで、口の中がカラカラになるようなことはほとんどなくなり、自然の状態でお喋りが出来るようになりました。
これも、台詞の暗記をしないで、自分の言葉で喋るように心がけていることの結果かもしれません。
自分の声と録音された自分の声というのは、全く違って聞こえるのと同様に、蕎麦をすする音がどんな音になっているのか、ズボラな私は確認してはいませんが、色々舌や唇を使ってやってみて、何となく「こんなものかな」と思えるようになりました。
それでも、色々工夫してやっているうちに、まだまだやってみないと分からない状態ではありますが、かなり"良い音の出る"打率は高くなりました。
それから、稽古の時に師匠から、もりそばのたぐり方は、全部つゆにつけず、3分の1ぐらいつけてたぐるようにするように言われましたので、今度は音よりも、箸と蕎麦猪口の動かし方に重点を置くようにしてみました。
蕎麦をすするときは、猪口の位置は上がって来るか、それとも下げていくのか・・・。
こんなことを考えながら、「蕎麦のたぐり方」という文を読んで、実際に何度か蕎麦屋さんで食べてみたのです。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2012/09/post-72e2.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2012/09/post-393d.html
とにかく、今回お褒めのコメントが多く寄せられて、本当に嬉しい限りです。
これからは、もう少し仕草で見せる噺にもチャレンジしてみようかなどと、不遜なことを考える今日この頃です。

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