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2012年9月 2日 (日)

落語で楽しむ江戸ことば事典

本屋さんで見つけた新刊本。
Fw:電子メールで送信: 4434169513.j<br />
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生かしておきたい江戸ことば
人口に膾炙する古典落語から選んだ637語。
粋あり、雅味あり、啖呵乱言あり。
江戸ことばの温故知新を楽しんでみませんか。

・・・ということです。
落語本やこの手の本は、やや出尽くし感があります。
澤田一矢著・星雲社刊・1,890円。
ところで、「人口(じんこう)に膾炙(かいしゃ)する」というのは、世間の人々に広く知れ渡り、もてはやされることだそうです。
膾炙」の「膾」は、なますのことで、細かく切った肉や魚のこと。
「炙」は、あぶった肉のこと。
なますも炙り肉もごちそうで、誰の口にもおいしく感じられ、もてはやされることから。
唐の林嵩の『周朴詩集序』に「一篇一詠、人口に膾炙す(どの編もどの詩も、人々の口にのぼる)」とあるのに基づく。

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