萩の月
仙台のグルメやお土産品と言えば、「牛タン」と「萩の月」が双璧と言えるでしょう。
ところが、私がいた頃は、牛タンも萩の月も、全く馴染みがありませんでした。(仙台の名産品ではありませんでした。)
当時は、なんと言っても「笹かまぼこ」でしたし、「仙台駄菓子」「仙台味噌」などがお土産品の定番でした。
そうそう、今評判の「ずんだ餅」も、生ものですから、当時は保冷剤などもなく、これまたお馴染みではなかったようです。
私が初めて「萩の月」を食べたのは、1980年頃です。
製造元の地元の柴田町の人が持って来てくれて食べてみたところ、とても美味しくて、2~3つを一気に食べてしまった記憶があります。
その後、東京に出てしばらくしてから爆発的なヒットとなり、「あぁぁ、あの時のお菓子だ」と思ったものでした。
「萩の月」は、1979年(昭和54年)9月から菓匠三全が販売しているカスタードクリームをカステラ生地で包んだ饅頭型のお菓子。
正式名称は「仙台銘菓 萩の月」。
明治初期誕生の笹かまぼこや、昭和20年代誕生の仙台牛タンと並び、歴史が短いながら仙台土産の定番になっている。
業界紙がアンケートを基に選んだ「20世紀を代表する土産品」では、北海道の白い恋人、福岡県の辛子明太子に次いで、宮城県の萩の月が全国3位になった。
名は、「萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月」に由来している。
ちなみに、我が母校の学生歌「青葉もゆる このみちのく」の第2番目のフレーズが「萩のかおる このみやぎの」です。
(さらに、第3番目のフレーズは「朝鳥啼く ひろせの川」です。)
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/03/about0302/