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2012年8月27日 (月)

師匠のコメント「ねずみ」

師匠のプログでの先週の稽古会のコメント。
 流三(りゅうざ)[鼠]
   故三木助(3)形なので、どうしても鼠屋の主の一人称が
   あきてしまう。
   これをクリアーするにはどうするか。これからの課題かな。

これをクリアするには、そうです・・・、これをクリアするには、話芸のレベルを上げること・・・。
長い独り語りに耐えられる話術・話芸が必要・・・。
でも、師匠が仰るのは、そういうことではないはず。
確かに、三木助師匠は、この部分のご自身の台詞や演出に酔いながらやっていた。
それを、その後の人たちもそのままそっくり真似ている。
しかし、この台詞や演出三木助師匠だから耐えられるが、ただそのまま真似ただけでは、冗長になって、飽きられてしまう。
そう言えば、学士会落語会の代表委員の山本進先生も、三木助型からの脱却を、プロの噺家さんに求めている。
師匠の思いもそこにあるはず。
どうしたら良い・・・? どうすれば良いか・・・。
一部分を、話を聞いている甚五郎に語らせて、二人の対話・対談の形を考えてみようか・・・。
でも、演者にとっては確かにあの独り語りは快感だ・・。
あの演出も、実は捨て難い気もないではない。
それに、仙台のお客さまも、その「ねずみ」を待っていてくださるような気もする。(思い上がりだと言われるかもしれないが・・・。)

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