師匠のコメント「ねずみ」
師匠のプログでの先週の稽古会のコメント。
流三(りゅうざ)[鼠]
故三木助(3)形なので、どうしても鼠屋の主の一人称が
あきてしまう。
これをクリアーするにはどうするか。これからの課題かな。
これをクリアするには、そうです・・・、これをクリアするには、話芸のレベルを上げること・・・。
長い独り語りに耐えられる話術・話芸が必要・・・。
でも、師匠が仰るのは、そういうことではないはず。
確かに、三木助師匠は、この部分のご自身の台詞や演出に酔いながらやっていた。
それを、その後の人たちもそのままそっくり真似ている。
しかし、この台詞や演出三木助師匠だから耐えられるが、ただそのまま真似ただけでは、冗長になって、飽きられてしまう。
そう言えば、学士会落語会の代表委員の山本進先生も、三木助型からの脱却を、プロの噺家さんに求めている。
師匠の思いもそこにあるはず。
どうしたら良い・・・? どうすれば良いか・・・。
一部分を、話を聞いている甚五郎に語らせて、二人の対話・対談の形を考えてみようか・・・。
でも、演者にとっては確かにあの独り語りは快感だ・・。
あの演出も、実は捨て難い気もないではない。
それに、仙台のお客さまも、その「ねずみ」を待っていてくださるような気もする。(思い上がりだと言われるかもしれないが・・・。)
« あー夏休み | トップページ | ファストフィッシュ »
「師匠」カテゴリの記事
- 稽古をした演目(2020.09.09)
- 「Skype稽古」の準備(2020.04.20)
- Skype(スカイプ)(2020.04.16)
- 靴下でもマスクを(2020.04.16)
- コロナ疎開?(2020.04.07)