師匠からのアドバイス
筋肉痛になった、先日の稽古会の「ねずみ」。
師匠からいただいたコメントの数々。
①この噺の最大のネックは、宇兵衛の独り語りの部分が長いこと。
これをいかにコンパクトにするかを工夫すること。
②子どもの自称
宇之吉が「あたい」というのは、どうも12歳の男の子に合わない。
「おいら」と言い換えたほうが良い。
③独り語りへの導入
「私の愚痴話を聞いていただきます」では弱い。
甚五郎に「どうしてか、訳を訊かせておくれ」と言わせたら良い。
④甚五郎の但書き
たらいの脇に「このねずみ屋にお泊りを・・」と表示するというのは、
騙しているようだから、「飛騨高山甚五郎作"福鼠"」と書いた高札
の横に小さく書いてあるようにしよう。
さらに、落語っ子連のメンバーからも・・。
⑤宇兵衛への呼称
甚五郎は、ねずみ屋の主の宇兵衛のことを、終始「おとっつぁん」と
呼んでいるが、「オヤジさん」とかにした方が良いのでは。
・・・なるほど、よく分かりました。
もう一度、このあたりは練り込んでみようと思います。
ただ、「おとっつぁん」は、「おとっつぁん」で行きたい。
「オヤジ」という表現には、"やや悪"な意味合いがある気がします。
この宇兵衛は、善良な人ですから、そのままで。
いずれにしても、何とか新しい「ねずみ」にしたいものです。
筋肉痛はまだ・・治りません。トホホ・・・。
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