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2012年8月16日 (木)

噺家の芸名の由来

memo読売新聞に載っていた、噺家さんの芸名の由来の記事。
長井好弘さんの筆によるものです。
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaetc/20120814-OYT8T00702.htm?from=os4
三笑亭可楽」は「山椒は小粒でひりりと辛い」をもじったもの。Photo
元々は「山生亭花楽」だったそうですが、ご贔屓から「生け花の師匠のようだ」と言われたので「三笑亭可楽」に改めたとか。
三遊亭圓生」は「山遊亭猿松」でした。
「山で猿が遊ぶ」という情景をそのまま芸名にしたのですが、後に「三遊亭」に。
「三遊」は「飲む、打つ、買う」の三道楽を表わすということです。
Photo_3柳家小さん」の「小さん」というのは、男ではなく女、それも芸者など、粋筋の女性の名前だそうです。
この程度までは、私でも知っている内容です。
そういう意味では、大学の落研の高座名も、基本的には同じです。
ただ、奇を衒ったり、一時的にしか分からなかったり、読めなかったり、ふざけていたりするものも多く、よく分かりません。
明治大学落語研究会の「紫紺亭志い朝」は、三宅裕司、立川志の輔、渡辺正行さんら有名人が名乗ったこともあり、非常に有名です。
「紫紺」は明治大学の校旗の色から、「志い朝」は植木等の歌「この世はすべてタイミングに無責任にC調」からと、志ん朝師匠に憧れていたからつけられたそうです。
200708110921000jpg我が方を申し上げると、やはり「杜の家とん平」でしょう。
初代は「頓平」と表記していたようですが、途中から平仮名表記になったようです。
「杜の」は、文字通り「杜の都仙台」を、「とん平」は、地元仙台で親しまれた大学の別称「とんぺい(=東[トン]北[ペー])」から来ているのです。
現OB会長が、初代の頓平師匠です。
金願亭乱志」は、「近眼で乱視」という地口と、「金原亭」「談志」という、実在の亭号・名前をもじったものです。eyeglass
道楽の末に金に困って身を持ち崩す(金を願って志を乱す)という、自虐的な意味合いもあると、個人的には解釈しています。
「お江戸あおば亭」常連の先輩方の高座名の由来を、以下に簡単にご紹介しておきましょう。
まずは、「南亭蕪生(なんてい ぶしょう)」
要するに、「なんて無精なんでしょう」ということです。
談亭志ん志(だんてい しんし)」は、ダンディな紳士。
喰亭寝蔵(くうてい ねるぞう)」は、「喰う寝るところに住むところ」。

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