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2012年8月18日 (土)

高座名あれこれ

落研の高座名あれこれ(ありゃこりゃ)をご紹介しましょう。
時代や考え方を反映しているものだとつくづく思います。
杜の家とん平・南亭蕪生・談亭志ん志・喰亭寝蔵・金願亭乱志以外にも、色々あります。
まずは、草創期の頃の代表的な高座名からです。
 ・麻雀亭 駄楽    (まーじゃんてい だらく)
 ・愛誌亭 朝大    (あいしてい ちょうだい)
 ・多趣味亭こり生  (たしゅみてい こりしょう)200911081253000
 ・風流亭 花鳥    (ふうりゅうてい かちょう)
 ・有賀亭 〆太    (ありがてい しめた)
 ・翁家 寝坊     (おきなや ねぼう)
 ・恋し家 古狂     (こいしや こきょう)
  ・恋せ家 乙女        (こいせや おとめ)
 ・内気家 てれ生   (うちきや てれしょう)
  ・技術家 円陣    (ぎじゅつや えんじん)
 ・東風亭梅香      (こちてい ばいこう)
我々の現役時代にいた高座名です。
  ・山椒亭 から志  (さんしょうてい からし)
 ・酩亭 千鳥     (めいてい ちどり)
 ・宝亭 六方     (ほうてい ろっぽう)
  ・金研亭 志ん昼   (きんけんてい しんちゅう)
 ・下宿家 さん丈    (げしゅくや さんじょう)
 ・春高楼 花宴    (しゅんこうろう かえん)
 ・猩々亭 酒楽     (しょうじょうてい しゅらく)
・・・と、まあ、それなりのポリシーや背景、ユーモアも織り込まれていると思います。
ところが、良し悪しとかではなく、最近の高座名には、本当に読み方に困ってしまうものがあります。
 ・狐狸家 舞太    (こりゃ まいった)
 ・何出家 念      (なんでや ねん)
 ・酩丹亭 保尾夢頭 (めいたんてい ほおむず)
 ・剛家 茶夢風流     (ごうや ちゃむふる)Photo
 ・ぺなる亭 きっく   (ぺなるてい きっく)
 ・夏葉亭 志ます   (なつばてい します)
  ・南茶亭 愛$    (なんちゃてい あいどる)
  ・喜歓舎 斗升        (きかんしゃ とます)
 ・升万楼ビスコ    (ましゅまろ びすこ)
・・・ここまでは何とか自力で読めました。

 ①邪那久亭双狸・②況家何々往夜・③ゑちご亭辣韮水星
これ読めますか?
①は、(じゃなくてい そうり)と読むのかもしれません。
誰かの国会答弁の台詞かもしれない・・・。
②は・・??もしかすると(いわんや なになにをや
)??
③は、(えちごてい らっきょうまーきゅりー)だそうです
Photo_2それこそ、「こりゃまいった。何でやねん?」と言いたくなります。
我々が名前を考える時、悪い事例だ言われたのが、素禿亭名掘丹(すぱげてい なぽりたん)と祖父家老練(そふや ろうれん)でした。
別に批判している訳ではありません。
きっと感性の違い、落語に対する思いの違いなのでしょう。
言わんとするところは分かりますが、ストレートな表現で、何か薄っぺらな気がするのです。
読み方だけでなく、字のバランスや行間の意味のある名前の方が、年を取ってOBになってからでも通じる、恥かしくなく、機知が感じられると思うのでありますが・・・。
まぁ、それぞれ名乗る人の感じ方だと思います。

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