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2012年7月15日 (日)

落語はやおき亭

sun3連休の中日ですから、いつもとは違って渋滞中。
いつもなら、番組が終わる頃には横浜を過ぎるのですが、今日はまだ都内。
  ◇ 今戸焼き     八代目 三笑亭可楽
それにしても、このての番組には欠かせない師匠ですね。
三代目金馬師匠と双璧だと思います。
それぞれ没後50年近く経っているのに・・・。
Fw:GG 「今戸焼き」というのは、今戸や橋場とその周辺で焼かれていた素焼の陶磁器のこと。
日用雑器、茶道具、土人形(今戸人形)、火鉢、植木鉢、瓦等が生産されていたようです。
夕刻亭主が帰宅したら女房がいない。
「あの野郎。どこへ行きやがった。ははあ。こんところ、かみさん連中寄るといつもべしゃべしゃ芝居(しべえ)の話してやがったから、芝居いきやがったんだよ。あん畜生め、・・・・別に芝居行くのはかまわないけどさ、晩飯一人で火をおこす身にもなってみやがれってんだ。」
「この前呼ばれた友達んとこは新婚でいいなあ。それにくらべて俺んとこは・・・止せばよかった舌切雀、ちょいとなめたが身の因果っていうけれど、えれえもん、なめちゃったねえどうも。今や悲しき六十歳だね。」と一人でぶつぶつ女房の不満をこぼしているところへ、女房が帰ってくる。
案の定近所のかみさんと一緒の芝居見物の帰りであった。
すっかり膨れている亭主を見て、「あらお前さん、どうしたの。どうしたのってさ。まあ、いやだ、怒ってるの。お前さん怒ってる方が顔が苦み走っていいよ。普段ぼおってしてるよりよっぽどいいわよオ。」
「そんなおこってばっかりじゃ顔疲れちまうよ。どこ行ってたんだい。」
「芝居。」とあっさり答えられ、亭主は怒る気もなくなり
「そらア・・・行っちゃだめだとは言わないよ。家で待ってる俺の身にもなってくれよ。」と愚痴をこばす。
だが、「あら。怒ることないじゃないの。あたしだって蔭で亭主のこと悪く言ってないわよ。」と言われるとそこは夫婦。
「そうかい。だが、おめえの芝居の話きいてるとよ。元っさんは宗十郎に似ている。三吉ッあんは吉右衛門に似てますって、よその亭主のことばかりだ。物にはついでてえものがある。浮世には義理てえものがある。夫婦の仲には人情てえものがある。・・・ヘヘンてんでェ。俺は誰に似てるんだ。」
「あら、あたしだってちゃんと手を廻してますよ。」
「じゃあ誰に似てるんだ。」
「お前さん福助。」
「あの役者のか。」
「なあに、今戸焼の福助だ。」

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