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2012年7月 1日 (日)

落語DEデート

music目覚まし時計をセットしている訳ではないのに、しっかり目覚めてしまうというのは、歳を取ったということでしょうか・・・?
  ◇ てれすこ      二代目三遊亭圓歌
珍しい噺ですが。
ある漁場で正体不明の魚が獲れたが、名前がわからなかった。
困った漁師たちはその魚を持って奉行所を訪れる。
役人たちも困り果て、議論の末、その魚の魚拓を貼り出して、魚の名前に懸賞金をつけた。すると、ある男が名乗り出て、その魚の名は「てれすこ」だと言う。
あまりに頓狂な名前を不審に思う役人だが、否定のしようもなく、男にしぶしぶ懸賞金を支払った。
その話を聞いた奉行はその魚を干物にすることを指示。
干されて形の変わったその魚の魚拓を取り、再び懸賞金をつけて貼り出した。
すると同じ男が現れ、その魚の名は「すてれんきょう」だと言う。
これを聞いた奉行は怒り、この男はお上を偽ったとして死罪を申し渡されてしまった。
男は「死ぬ前に一目妻子に会わせて欲しい」と最後の望みをし、対面した妻へ一言。
「いいか、この子が大きくなってもイカを干したものを決してスルメと言わせるな」
これを聞いた奉行は、膝をぽんと叩いて男を無罪放免とした。
奉行が出した判決には異議を唱えられなかった当時の、男の機転であった。
妻は夫が助かるように断食をしていたが、乳飲み児がいるため、そば粉を水に溶いたものだけを口にしていた。
スルメの件で助かったのは、妻が干物(火物)断ちをしたからだ。
「してみりゃ、あたりめェ(あたりめ・当たり前)の話だ」

物の名前なんていうのは、不思議なもので。

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