紀伊國屋寄席
恐らく圓窓師匠も満を持しての高座だったと思います。
◆ 手紙無筆 古今亭きょう介
◆ 転宅 柳家喬の字
◆ 麻のれん 春風亭一之輔
◆ 仔猫 林家正蔵
◆ 万両婿 柳家三三
◆ 一人酒盛 三遊亭圓窓
一之輔さんは、私は久しぶりでした。
真打昇進披露も一段落というところでしょうか?
噺の入りが分かりづらかった気がします。
療治の終わった按摩さんに話しかける旦那さん・・。
正蔵さんのは新作ですかね。
あまり気味の良い噺ではなく、オチも猫をかぶっていたという普通の・・・。
三三さん、早口ですね。
そんなに急いでどこへ行く?
「万両婿」って「小間物屋政談」の別名だったんですね。
これは、柳家と三遊亭の違いでしょうか?
例えば、「五貫裁き」は「一文惜しみ」などと同じでしょうか?
もっと重厚さが欲しい気がしますが・・・。
それとオチのところ。
圓窓師匠の前、今日は有望な噺家さんが並びましたが、何と言うのか、お世辞抜きに格の違いを痛感しました。
あの、思わず身体を乗り出してしまうマクラは、何なのでしょうか。
身体が震えるような感覚で聴き入りました。
師匠がお酒は全くお飲みにならないなんていうことを、客席のほとんどの方々は知らないでしょう。
信じられないでしょう。
情景描写、感情移入・・、これなんですね。
「一人酒盛」は、演劇で言えば"一人芝居"のようです。
これは、情景描写と感情移入が完璧でなければ・・・。
私が今、ちょっと壁にぶつかっていると感じるのは、まさにこのハードルだと思います。
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