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「清元(節)」は浄瑠璃の流派のひとつ。広義の「豊後(ぶんご)節」に属する。初世「清元延寿太夫」が創始。師流の「富本節」を凌いで急速に隆盛し、江戸歌舞伎の舞踊劇の音楽になりました。「清元」は豊後節系浄瑠璃として、また浄瑠璃一般としてもっとも遅く成立した流派で、「清元延寿太夫」は初代「富本斎宮太夫」に師事して、二世富本斎宮太夫を襲名し、その後富本節を離れて豊後路清海太夫を名乗っていたが、1814年(文化11年)11月、市村座顔見世に出演して「清元」の名称を興した。以降、歌舞伎の伴奏音楽として徐々に発達し、江戸後期にはその瀟洒な節まわしが世人にひろく愛好されたものである。