恋し家古狂「湯屋番」
45年という時間を超えて甦った「恋し家古狂」のめくりです。
我々後輩の中で伝説の「湯屋番」。
文字通り、満を持しての登場です。
この古い写真は、今から48年前の現役時代の古狂師匠。
「日立ファミリーセンター」で「不動坊」を演じているところだとか。
時空を超えてやって来た、青春の光と影・・・。
それにしても、ブランク45年など微塵も感じさせない、本当にお見事としか言いようのない完璧な高座。
表情・仕草・視線、そして声・・・。
ビフォー・アフターなどと比較する必要もなく、とにかく若い
ご本人ははっきり仰いませんでしたが、きっと物凄く稽古をされたと思います。
誰かみたいに、「歩き稽古が出来ないよ、てへぇぇ。」なんて足元にも及びません。
それから、着物や上下の視線に至るまでのこだわりも物凄い。
今まで、爪を隠していたんですね。
芝居の台詞や都々逸の節回しにもこだわって・・・。
この噺は、全編やれば1時間以上かかるところを、マクラも入れて30分で仕上げたところも憎い。
でもかなりカットしたようで、まだまだ喋り足りない感じでした。
・・・という訳で、また一人、「重度落語中毒」患者が増えました。
出囃子は、ご本人のリクエストで、「毬と殿様」で。
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