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2012年6月17日 (日)

抜け雀・・?

chick東京落語会での「柳家さん喬」師匠の「抜け雀」。
相変わらずのさん喬ワールドで、客席は大満足でした。
・・・が、頓平師匠も金魚師匠も、勿論私も、ちょっと気になる点がありました。
終演後のいつもの一献の場で、誰言うとなく話題になりました。
というのは、この噺のオチは、多くの方がご存じの通り「親を駕籠かきにした」です。
現代でもポピュラーなもの(言葉)であればともかく、この「かごかき」という言葉は、マクラあたりで説明しておかないと・・・。
知らない人でも、「あぁ、親に鳥かごを描かせたんだ」と、日本語としては通じますが、オチの真意までは伝わりません。
せっかくの良いオチが・・、勿体ないことになります。
放映時間の都合で、マクラをカットしたからでしょうか?
いずれにしても、「抜け雀」でなく「抜かれ雀」になっちゃった。
万が一、仕込みを忘れたのなら、「抜かり雀」になりますね。
私は、この噺は大好きで、演りたい噺ベストテンに入っているのですが、ひとつ気になるのは、高名な絵師が、雀の絵に鳥かごを描くだろうかということです。
圓窓師匠は、「雀」だからと「竹」を描く演出にしています。
そして、父親を絵にも長けた医者という設定にして、息子に「親を藪にした」と言わせるオチにしています。

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