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2012年5月10日 (木)

能狂言

連休中の4昼下がりは、圓生師匠の「能狂言」も聴きました。
珍しい噺の部類ですが、大名の噺と旅噺(二人旅)がミックスされたような噺。
お国詰めになって江戸から戻った殿様が、江戸で見た能狂言がたいそう面白かったので、端午の節句の家臣で演じるよう申し付けた。
能狂言を知らない家中の面々は断るわけにもいかず、誰か国の中で知る者がいれば教わろう、と「能狂言を知る者は申し出るように」という高札を出す。
たまたま通りかかった江戸から来た旅回りの噺家が茶屋でこの高札を見て「こんなものも知らないのか」と話していると、役人に捕らえられて城内に連行されてしまう。
能狂言を教えてくれ、と家臣一同に乞われた二人も、じつは一度見たきりでろくに知らない。そうこうしているうちに能舞台の普請も出来上がり、二人は困りながらも ごまかしで芝居の『忠臣蔵』の「五段目」を能狂言風に演じる事にする。
囃子の笛や鼓・太鼓もない、と聞いて、家臣に音色の口まねをさせて、どうにかこうにか始めるのだが・・・。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12018885
Photo_2落語によくあるパターンの、知らないと言えず、どんどん深みにはまって行くというもの。
「転失気」「松山鏡」「勘定板」だとか・・・・。
ただ、この噺の圓生師匠のオチが面白い。
「やるまいぞ、やるまいぞ、やるまいぞ、やるまいぞ・・・
」と、高座を立って、下手に引っ込んで行くのです。
普通の人は、やるまいぞ、演るまいぞ・・・。

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