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2012年5月11日 (金)

僕、ぼく、ボク・・・

club以前、古今亭志ん輔師匠の落語会でのこと、前に上がった同じ古今亭の二つ目さんが、マクラで自分のことを「ボク」と言っていたのを志ん輔師匠が聞いていて、後で上がって開口一番厳しく糾弾していました。
Photo_3確かに古典落語の一人称には「ボク」というのは違和感があります。
本題ではなくマクラの中だから・・・という点はあるかもしれませんが。
最近は、柳家花緑さんや、新作中心の噺家さんで、「ボク」と言う人が多くなっている気がます。
ところで、「宗珉の滝」を聴いていて、何と古今亭志ん朝師匠が、うっかり(?)「ボク」と言ってしまった部分がありました。
その瞬間、志ん朝師匠は明らかに動揺しながらも、とりあえずその場を取り繕っていました。
圓窓師匠も、例えば、いつも「トイレ」なんて言っていると、長屋噺の途中でつい「ト・・」と出て来そうになるから、普段の生活から「はばかり」って言わないと・・、なんて仰っていました。
三遊亭鳳楽師匠の「ねずみ穴」での、「バラック」なんていうのも、その類でしょう。
ところで、志ん朝師匠といえば、「花見の仇討」で、「六部(三十六部)」のことを、「ろくぶ」と言わずI「りくぶ」と言ってしまったという逸話もありました・・・。
色々ありますね。

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