三越落語会薫風寄席
本当に久しぶりの三越劇場でした。
通例の落語会は、平日の夜6時開演で、最初から聴くことが出来ませんが、年に何度か開催される特別企画の「薫風寄席」や「納涼寄席」などは、日曜日の午後1時からなので、行きやすいのです。
それにしても、「東京落語会」と並び、この老舗の落語会の観客の平均年齢の高さには驚かされます。
◆ 寄合酒 春風亭朝呂久
◆ 稽古屋 古今亭菊六
◆ 胴乱幸助 桂小南治
◆ 紺屋高尾 桂歌丸
◆ 井戸の茶碗 林家たい平
紙切りの林家二楽さんも出演していますので、小南治さんと兄弟共演です。
朝呂久さん、とても落ち着いてきて、うまくなりました。
菊六さんは、相変わらず良い雰囲気でしたが、三越劇場のジイサン・バアサンたちの反応は今一歩でした。
小南治さんは、小南師匠の十八番です。
昨年、何だったか賞を受賞しましたから、乗っている感じです。
「菜刀息子」が聴きたいです。
歌丸師匠は、喉の調子が良くないということでしたが、卒のない噺は健在。
圓生師匠譲り?とも思える地語りの癖、「・・ので」を連発していました。
トリのたい平さん。ちょっと言い間違いがあったりして、出来はあまり良くなかった気がします。
千代田卜斉が若すぎる感じも気になりました。
歌丸師匠もたい平さんも、そこそこ肝心な場所に「笑点」関連のくすぐりを入れて、それはそれは受けていましたが、どんなものなのでしょう・・・?
観客も求めるんでしょうね・・。
私は、何かこう興趣を削がれる感じがするのですが。
何故なら、お二人とも、そんなことで笑わせなくても、十分聴かせてくれているのですから。
ジレンマもあるんでしょうね。
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