話芸を楽しむ「圓窓の語り」
西新宿の工学院大学。
オープンカレッジの師匠の講座の高座を聴きに行きました。
3回シリーズの2回目。
話芸を楽しむ「圓窓の語り」と題して、「飲む」「打つ」「買う」、酒と博打と廓の噺を聴こうというものです。
ちょっと洒落た会場に高座が設けられていました。
最初は、教室での授業形式でのレクチャー。
師匠から、今日の演目の「猫定」に関して、マクラのような講義のような、とても楽しい噺ではなくて話。
やはり、私の好きな猫の缶詰の話題(マクラ)も出ました。
これが面白い。
◆ 猫定 三遊亭圓窓
師匠のこの噺を聴くのは、紀伊國屋寄席以来だと思います。
師匠のこだわりが、ふんだんに盛り込まれ、オチまでつけた長講。
落語で出て来る猫は、どうも化けたりして、あまり可愛いペットのようではありません。
陰惨で、しかも博打の噺なので、私には嫌いな題材なんですが・・、何故かこの噺だけは嫌いではありません。
いや、むしろ好きで、いずれ演りたいとさえ思っているのです。
今日のこの会だって、師匠が「猫定」を演るって聞いたからエントリーしたぐらいです。
何故なんでしょう・・・。
それにしても、プロだからと言えばそれなのですが、観客の掴み方の鮮やかなこと。
どうしたら、あんな風に座を盛り上げることが出来るのでしょう。
・・・とても勉強になります。
以前、私も師匠の「猫定」について、こんなことを書いています。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2010/11/post-9754.html
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