尾形光琳
根津美術館で開かれている尾形光琳展へ・・。
根津美術館所蔵の国宝「燕子花図屏風」と、メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図」とを、100年ぶりに並べて展示ということで。
尾形光琳は、は、江戸時代の画家。工芸家。
後代に「琳派」と呼ばれる装飾的大画面を得意とした画派を生み出した始祖であり、江戸時代中期を代表する画家のひとりである。
主に京都の富裕な町衆を顧客とし、王朝時代の古典を学びつつ、明快で装飾的な作品を残した。
その非凡な意匠感覚は「光琳模様」という言葉を生み、現代に至るまで日本の絵画、工芸、意匠などに与えた影響は大きい。
画風は大和絵風を基調にしつつ、晩年には水墨画の作品もある。
大画面の屏風のほか、香包、扇面、団扇などの小品も手掛け、手描きの小袖、蒔絵などの作品もある。
また、実弟の尾形乾山の作った陶器に光琳が絵付けをするなど、その制作活動は多岐にわたっている。
約10年の時間を経て、同じテーマで描いたという、6曲1双の屏風を、広い展示室で並べて鑑賞しました。