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2012年4月28日 (土)

せんのは落語会

event国立演芸場で開催されている「せんのは落語会」という会に、2度ほど行ったことがあります。
こんな記事を見つけました。
千葉県松戸市の不動産業、「明成」の事務所に入ると、天井まで届くほど落語家の色紙や手拭い、宝船ばかりを切った紙切りの貴重な作品が飾られている。
その数は半端ではなく、「自身でも分からない」と社長の青柳徳次さん(65)がいうぐらいだ。落語資料館ができそうだ。青柳さんの落語好きの情熱が伝わってくる。
毎年夏、国立演芸場で行われている「せんのは落語会」は今年5回目で、7月29日に行われる。
千葉県出身の落語家が出る。青柳さんはその協賛を続けている。
「自分で落語会をやって楽しいのは、落語家さんにリクエストができること」という。
高じて、自身が書いた落語「雨ニモ負ケズ」を3年前に高座にかけてもらい、「お客さんに笑ってもらった」と、うれしそうだ。
落語好きもここまでくると、楽しくて仕方がないだろう。
「好きだからできる。楽しみながらやっている」といいながら「ゴルフもやらず、酒も飲まないから。
お小遣い程度でやっている」とも。
自身の行う落語会では、必ず客席後方に座り、「お客さん、楽しんでいるかな」と、そのときばかりは席亭の気持ちだ。
「飲まないので打ち上げにも行かない。『さよなら』といって、会が終わるとすぐに帰る。
よくあるように、落語家とはべたべたした付き合いはしない」
と、青柳さんは何よりも落語自体が好きなのだ。
「仕事には一切結びつかない」と笑う。
そこだけ聞いていると、まるで落語に出てくる道楽息子のようだが、青柳さんが打ち込んでいるものがもうひとつある。
落語家の墓参りだ。
文人墨客の墓参りが「掃苔(そうたい)」として人気になったりしているが、落語家だけというのは珍しい。
青柳さんも「マイナーな趣味で」という。
しかし、落語家のお墓を探して参るというのは、聞きしに勝る大変さだ。
文献を調べたり、新聞をひっくり返したりして、その場所を調べる。
落語家に会うと、師匠の墓の場所を尋ねる。
みんな不思議に思うようだ。
「あなたが来られたのは40年ぶりです」と言われたり、遺骨泥棒に間違われたり、墓地にある全ての墓を1基ずつ調べたり、苦労の連続だ。
「墓守さんに、『ここです』といわれて、線香に火をつけて、よく見たら、違っていて、その隣の墓だったことも。まるで落語の『お見立て』だった」
青柳さんが落語家の墓参りをするのには理由がある。
この人たちがいて、今、私は落語を聞ける。これまでの落語家さんのおかげです
現在までに見つけた落語家の墓は100人を超えた。そこにたどり着くまでの、それぞれの苦労話が面白い。
落語家の墓を調べることで、これまで分からなかったことも明らかになる。過去の落語家の人間関係も分かってくるという。
「まだまだです」と、落語会と趣味の落語家の墓参りを続けている。

私など、足元にも及びませんが、何かこう、素晴らしなぁと思います。
特に、文中の下線引かせてもらった部分など、「その通り!」と、思わず叫んでしまいました。

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