「昭和の名人アンコール」(3)
第3巻目は「三遊亭圓生」師匠。
◇ 百年目 三遊亭圓生
◇ 四宿の屁 三遊亭圓生
私の落語好きは、誰か一人(特定)の噺家さんに熱狂的に傾倒するようなものではありません。
よく、好きな噺家さんは誰かと尋ねられますが、即座に答えられません。
CDやDVDを聴き込んだり、テレビやラジオ番組を録画・録音したりする訳でもありません。
でも、強いて誰かと考えると・・三遊亭圓生師匠に行き着く気がします。
色々な要因はあります。
初めてしっかりと聴いたのが、大学1年生の時に
ラジオでの「ねずみ穴」でした。
落研に入部して落語に触れ始め、テープを借りたり、ラジオを聴いたり、速記本を読んだりして、少しずつ落語が分かりかけた頃。
名人と言われている桂文楽師匠や古今亭志ん生師匠を聴いても、世間の絶賛があまりピンと来ていなかった頃でした。
そんな時聴いたのが、あの「ねずみ穴」・・・。
放送の途中で、山形県酒田市の大火のニュース速報が入った時の・・・、あの日の・・・。
「百年目」は、ちょうど配本が始まったばかりだった「圓生百席」のレコードを買って聴きました。
そして今、圓窓師匠が、稽古会の時に問わず語りに話してくださる、生の圓生師匠の話。
漠然とはしているものの、大師匠「三遊亭圓朝」に対する畏敬と郷愁のようなもの。
やはり「三遊亭」が好きなんだと思うのです。
「書籍・CD・DVD」カテゴリの記事
- 新曲発売日(2020.07.22)
- 上方落語四天王の本(2020.06.15)
- 落語暦(2020.05.23)
- 「緊急事態宣言」の歌(2020.05.19)
- からぬけ落語用語事典(2020.05.15)