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2012年3月19日 (月)

「昭和の名人アンコール」(3)

第3巻目は「三遊亭圓生」師匠。
  ◇  百年目     三遊亭圓生
  ◇  四宿の屁    三遊亭圓生
私の落語好きは、誰か一人(特定)の噺家さんに熱狂的に傾倒するようなものではありません。2
よく、好きな噺家さんは誰かと尋ねられますが、即座に答えられません。
CDやDVDを聴き込んだり、テレビやラジオ番組を録画・録音したりする訳でもありません。
でも、強いて誰かと考えると・・三遊亭圓生師匠に行き着く気がします。
色々な要因はあります。
初めてしっかりと聴いたのが、大学1年生の時に
ラジオでの「ねずみ穴」でした。
落研に入部して落語に触れ始め、テープを借りたり、ラジオを聴いたり、速記本を読んだりして、少しずつ落語が分かりかけた頃。
名人と言われている桂文楽師匠や古今亭志ん生師匠を聴いても、世間の絶賛があまりピンと来ていなかった頃でした。
そんな時聴いたのが、あの「ねずみ穴」・・・。
放送の途中で、山形県酒田市の大火のニュース速報が入った時の・・・、あの日の・・・。
「百年目」は、ちょうど配本が始まったばかりだった「圓生百席」のレコードを買って聴きました。
そして今、圓窓師匠が、稽古会の時に問わず語りに話してくださる、生の圓生師匠の話。
漠然とはしているものの、大師匠「三遊亭圓朝」に対する畏敬と郷愁のようなもの。
やはり「三遊亭」が好きなんだと思うのです。

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