弥生の落語徘徊
今月は、2つの落語会に、心身ともに忙殺されました。
◇ 4日(日) 第10回落語っ子連発表会
三流亭流三「薮入り」
◇25日(日) 第4回 千早亭落語会
千早亭永久「揺れるとき」(三遊亭圓窓作)
先月25日(土)の「番外あおば亭」も合わせると、ちょうど1ヶ月の間に、3度の高座を勤めたことになりました。
「浜野矩随」・「薮入り」・「揺れるとき」と続いた高座(演題)は、自分なりには圧巻だったと思います。
こんな中で、落語っ子連の発表会延期騒動は、とても悲しい部分もありましたが、師匠や窓口さんのおかげで、お互いの落語への強い気持ちを確認することが出来、「揺れるとき」を演るにあたっては、本当に格好の経験になりました。
師匠が、落語っ子連10年で第一次を終了、新たに第2次落語っ子連を宣言されたのも、とても嬉しい出来事でした。
また、落友?の窓口さんが、扇子っ子連・千早亭にも参加してくださることになったことも、感激でした。
ブログは、3月21日に、アクセス累計24万件に到達しました。
千早亭落語会にご来場くださった、噺っ子連・有難亭の真仮名さんが、「ブログの大ファンです」と仰ってくださいました。
寄席・落語会は、以下のとおり。
◇ 2日(金) 特撰落語会~一之輔・菊六二人会
◇ 17日(土) 朝日名人会
◇ 19日(月) 紀伊國屋寄席
◇ 24日(土) 雲光院でさん喬師匠を聴く会
「朝日名人会」では、楽屋に圓窓師匠をお訪ねしたり、年間通し券の最後は、思い出深いものになりました。
プロ・アマに拘らず、師匠の「揺れるとき」での芸論を大切にしたいものです。
①噺だけでなく世間の様々なこと(もの)に触れる(それが修行)
②古くて良いもの(芸)の継承者にとどまらず、苦労して傷ついても
新しいもの(芸)を創り出し、後世の噺家の模範の先人になる
③たとえ遠回りでも、たゆまず「芸の肥やし」を求め続ける
④噺の場面や人物、お客さまの感性を大切にして演じる
⑤自然に逆らわず、生かされた人生を一生懸命生きる
⑥今自分に出来ることを今しっかりとやる
⑦噺を聴いてくれるお客さまが一人でもいる限り、噺家は決して
噺を手放してはいけない
あの東日本大震災から1年経ちました。
色々考えさせられた1年でした。
「揺れるとき」を演ることが出来たのは、我が落語徘徊の大きな道標になりました。
※そして、月末近くになって飛び込んで来たのが、「喰亭寝蔵」師匠が「落語っ子連」へご参加というビッグニュースでした。