« あぁ?上野駅 | トップページ | あぁ上野駅 »

2012年3月24日 (土)

名作探訪「鰍沢」

fuji読売新聞の記事。我が故郷の噺「鰍沢」の話題。
Photohttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20120323-OYT8T00755.htm
山奥の温泉宿で卵酒 
甲斐の国、身延参詣の道中、大雪に見舞われて道に迷った旅人。
やっと見つけた民家で一夜の宿を請うと、迎え入れたのは首に大きな傷痕がある美しい女、お熊だった。
火にあたりながら話し込むうちに、このお熊は旅人が以前江戸・吉原で顔を合わせた月の戸花魁だと知れる。「温まるから」とお熊がこしらえた卵酒、実はその中に毒が入っていて・・・。
冬の大ネタとして知られる「鰍沢」は江戸時代、庶民の間で流行した身延参詣が物語の土台になっている。Photo_2
信仰の中心の身延山には日蓮宗総本山の久遠寺(山梨県身延町)があり、今も毎朝のように参拝客が大きな太鼓の音に合わせて「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えている。
六代目三遊亭圓生は、噺のマクラで、「身延参詣は順序が決まっている」と話していた。
昌福寺(同県富士川町)、妙法寺(同)、法論石(同)と巡り、いったん鰍沢に下りて身延山に向かうルートを3月上旬、巡ってみた。
現地を案内してくれた富士川町商工観光課の土橋学さん(39)は「落語では雪深い土地として描かれますが、最近は温暖化のせいか、冬でもめったに積もらないですね」と話す。
市街地の昌福寺から山道を登って妙法寺へ。Photo_3
ここでは噺に登場する重要アイテム「秘妙符(毒消しの護符」が実際に売られている。
袋を開けると1ミリに満たない黒い粒が5、6個ずつ、小分けされて入っていた。
小倉日教貫首(75)は「お題目を墨書きした和紙を撚(よ)って細かく切って丸めたものです」と説明する。
この粒をのみこめば様々な「霊験」が現れるという。
妙法寺から、日蓮ゆかりの法論石を安置した懸腰寺を参拝する。
寺の裏手に細い道が延びていた。
この先、旅人は迷うことになるが、土橋さんは「この辺は地元の人でも迷いやすい道。圓朝はここを訪れていたとしか思えないほどリアルです」と話していた。
同町商工会の経営指導員、宮沢洋さん(51)は、落語好きが高じて9年前から「鰍沢で落語鰍沢を聴く会」を年1回、開いている。
これまでの出演者は立川志の輔、柳家喬太郎、柳家三三ら人気者ばかり。
「それぞれ全く違う『鰍沢』が聴ける。志の輔師匠は手に汗握るサスペンスドラマに仕上げるし、三三師匠演じるお熊の毒婦ぶりも素晴らしい」と語る。
訪れた落語家を毎回、妙法寺や法論石に案内しているともいう。Encho1_s
旧鰍沢町から身延山周辺には温泉地が点在する。山奥の温泉宿に泊まり「地酒で卵酒を1杯、作ってください」と頼んでみた。
銘柄は「春鶯囀」。
春のウグイスのさえずりとは、今の季節に飲むにはうってつけだ。
お熊は「この辺の地酒は口元に持ってくると嫌な臭いがするんで」と言うが、この酒は香り優しく味まろやか。
卵酒1杯では終わらず冷やで4合瓶、一人で空けてしまった。
ふと、手に入れた毒消しの秘妙符を見る。
これ、二日酔いにも効くだろうか。

義理の伯父の旦那寺の本堂では、噺家さんが来て「鰍沢」を演ったことが何度かあるようですから、そのお寺のことでしょうか・・?
確かに何年か前は、柳家三三さんも来ていたようです。
今回「揺れるとき」では、西生が圓朝に、鰍沢で道に迷った話をして、このことを噺にしてみないかと勧めるシーンがあります。
いつか演りたい、私にとっての"ご当地"噺です。

« あぁ?上野駅 | トップページ | あぁ上野駅 »

テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」カテゴリの記事