平林
「平林」というのも、かなりポピュラーな前座噺です。
師匠からのメールでは、今、噺っ子連の有難亭真仮名(まかな)さんへ、この「平林」を伝授している中で、以下のようなことが論点になっているとか・・・。
〔ひらばやし〕が覚えられないのに、〔へいりん、べいいりん、ぺいりんか〕。
〔びょうぼくぼくか、ぴょうこっこ〕。〔いちはちじゅうのもーくもく。
ひとつとやっつでとっきっき〕がすらすら覚えられるというのは?
ということで、再検討に入っている。
・・・確かにそうですね。
「平林(ひらばやし)」という名前をすぐ忘れてしまう定吉が、「一八十木木(いちはちじゅうのもーくもく)」なんて、スラスラと覚えられるはずがありません。
理論派の師匠としては、このあたりの解明?が必要だということなのでしょう。
師匠らしい。
落語には、そういう整合性のないものが多いことも確かです。
このあたりを「まぁいいじゃないか」と許容するのと、「不合理を究明しよう」というのが並存しても良いと思いますね。
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