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2012年2月28日 (火)

落語家昭和の名人くらべ

京須偕充さんの最新著書「落語家昭和の名人くらべ」。
文藝春秋刊・1838円(税込)。
               
やはり、昭和(後半)の名人というのは、古今亭志ん生・三遊亭圓生・桂文楽・柳家小さん・桂三木助・古今亭志ん朝ということになるのでしょう。
昭和の落語の中から、真の「名人」を絞り込むと、一体どの師匠が残るのか。
少年時代から落語に惚れ込み、聞き込み、ついには落語録音を生涯の仕事にしてしまった著者が60年の「耳」の総決算として、その難題に挑戦した。
高座で聴き、身近に接した名人たちの、芸の急所と人となりを、驚異の記憶力で蘇えらせる。

志ん生、文楽、圓生、三木助、小さん、志ん朝ーー
今は亡き昭和の名人たちの芸と人を鮮やかに蘇らせ、正真正銘、落語の真髄を伝える。
 五代目古今亭志ん生 —捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
 六代目三遊亭圓生 —見果てぬ名人への夢
 八代目桂文楽 —やがて御座敷の灯は消えて
 三代目桂三木助 —臨終の仕方にまで凝った職人肌
 五代目柳家小さん —自然のままに国宝となる
 三代目古今亭志ん朝 —いつも目の前に明治の噺家がいた

迷わず買ってしまいました。

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