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2012年1月22日 (日)

近江(きんこう)の鷺

snow週末に東京に初雪が降りました。
冬草も 見えぬ雪野の しらさぎは 己が姿に 身を隠しけり

・・・ある人から、教えていただきました。
これは「礼拝」という題名の道元禅師の歌だそうです。
一面の銀世界の雪景色の処へ一羽の白鷺が舞い降りてきます。
雪も白いし白鷺も白い。
ちょうど両者が一体となって己れを空しゅうして仏様の世界にすっかり入りこんでしまった姿を詠んだということです。
不信心な私は、「闇夜の烏」と同じか・・なんて、罰の当たることを。
そういえば、鷺と烏は、落語にもセットで出て来ます。
「一目上がり」という噺。

近江(きんこう)の鷺は見がたく、遠樹(えんじゅ)の烏見易し
大家さんは、近くにいても、雪の中の鷺は目立たないが、遠くの烏は目立つものだと言い、良いことは目立たないが、悪いことは直ぐ露見するものだと、尋ねて来た八っつぁんを諭します。

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