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2012年1月 7日 (土)

上田宗箇 武将茶人の世界展

「幕末太陽傳」の後、銀座松屋で開催されている展覧会「上田宗箇 武将茶人の世界展」に行きました。Photo_4
桃山時代、武将で茶人、かつ作陶も行った一人の人物がいました。
その名は上田宗箇(1563-1650)。
秀吉の側近大名として仕え、武士として一番槍にこだわって勇名を馳せ、関ヶ原合戦後、広島に移封した縁戚の浅野家で一万七千石の客分として過ごしました。
一方、時の天下一宗匠 古田織部の直弟子として茶の湯に深く傾倒し、共に武家の茶に相応しい価値観の創造に努め、今日まで続く上田宗箇流茶道の礎を築きました。
宗箇は、利休の一切をそぎ落とした「わび」と、織部の多様な「へうげ」の世界を融合させ、自らの茶道具の美意識を「ウツクシキ」という言葉で語っています。
本展は生誕450年を記念し、武将茶人・上田宗箇の美意識の真髄に迫ります。
自作の赤楽茶碗 銘「さても」や大坂夏の陣の行軍中に削った竹茶杓 銘「敵がくれ」のほか、秀吉・織部・家康などとの親交を示す上田家伝来の歴史資料や茶道具の名品約150点を展観。
また、かつて広島城内にあった上田家上屋敷の茶室「遠鐘」や鎖の間を再現し、日本文化史上、最も華やかであった桃山の「ウツクシキ」武家茶の世界を紹介します。

今から450年以上前の、戦国時代から江戸時代にかけての、武将でもあり茶人でもあったという「上田宗箇」という人の展覧会です。
私は、茶道の素養などは、落語の「茶の湯」の程度ですが、日本人として、相通ずるものがあると思います。
昔の人の文化いうか、教養レベルは、本当に高いと思います。

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