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2012年1月30日 (月)

芸術祭大衆芸能部門大賞

pencil「うれしい限りですが、一方で、これまで日が当たらなかった講談への叱咤激励とも思っています」。
大衆芸能部門で大賞を受賞した旭堂南陵はこう喜びを語った。
受賞公演となった第1回独演会での「安宅勧進帳」(昨年10月10日、国立文楽劇場小ホール)は、講談の特徴でもある“問答”に力点を置き、逃亡を図る源義経を安宅の関から無事通過させようとする弁慶と、詰問する富樫左衛門とのたたみかけるような迫力あるやり取りや情愛を表現。審査員の高評価を得た。
「最近の講談は、お笑いのネタを取り入れるなど落語に飲まれている感じがしています。そうじゃなくて、言葉の面白さやリズム感という講談本来の有りよう、芸の質みたいなものを示したかった」
昨年2月には、論文「京坂(=阪)における講談の歴史的検証とその周辺」で、寄席芸人としては極めて珍しい博士号を大阪芸術大学で取得した。蔵書1万冊、うち講談関連は2千冊を超える。研究者としても第一人者だ。
いわば「賞」にこだわらなくてよいキャリアと格を持つ。
アカデミックな人のようです。
講談も、聴いていて非常に心地の良いものだと思います。
日本人の感性に染み込んでいるものだと思いますから、落語とともに、ますます着実に続いて行けばよいと思います。

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