「昭和の名人完結編」(24)
三遊亭圓遊師匠と三遊亭小圓遊師匠。
◇ 噺家の夢 三遊亭圓遊
◇ 松竹梅 三遊亭圓遊
◇ 蛇含草 三遊亭小圓遊 圓遊師匠は、晩年ではありましたが、よくラジオで聴きました。
力みのない、穏やかな口調の師匠だったと記憶しています。
一方の小圓遊師匠ですが、「笑点」に出演して、気障な芸風で人気が出て、歌丸師匠との言い合いが売り物でした。
ところが、弱冠43歳で亡くなってしまいました。
考えてみると、小圓遊師匠の落語は聴いたことがありません。
圓遊師匠が82歳で亡くなったのは、弟子の小圓遊師匠が亡くなった4年後だったようですから、夭折だった訳ですね。
あまりにも気障なキャラクターで人気が出過ぎたために、そこから脱出できずに酒に逃げ、命を短くしてしまったようにも聞いています。
あぁぁ、こんな噺家さんがいたなあ、という感じです。
今の歌丸師匠のご活躍を拝見するに、勿論ご本人の精進の賜物ではありますが、人間(芸人さん)は生きていてなんぼなんだということも真実だと思います。
« 地震の確率・・? | トップページ | 「番外あおば亭」の案内 »
「書籍・CD・DVD」カテゴリの記事
- 新曲発売日(2020.07.22)
- 上方落語四天王の本(2020.06.15)
- 落語暦(2020.05.23)
- 「緊急事態宣言」の歌(2020.05.19)
- からぬけ落語用語事典(2020.05.15)