柳亭市馬の懐メロ人生50年
柳亭市馬落語協会副会長著「柳亭市馬の懐メロ人生50年」。
いよいよ出ちゃいました。
落語の本ではなくて、歌謡曲の本。
それも懐メロ。
東西の落語界でいちばん歌が上手いのは誰? ・・・と聞かれたら、まず顔が浮かぶのが柳亭市馬!
懐メロを大胆に採り入れた落語でもおなじみの柳家の大看板が、2011年12月で50歳となる節目に、初めての書籍「柳亭市馬の懐メロ人生50年」を上梓。
少年時代の懐メロ歌謡曲との出逢いから、剣道に打ち込んだ十代の日々、そして、市馬の大好きな懐メロへの想いが存分に綴られている。
思い入れの強い、三橋美智也、春日八郎、三波春夫、村田英雄、フランク永井、岡晴夫は、それぞれ市馬が選ぶ十曲を含め、ならではの蘊蓄がたっぷり。
恩師、五代目小さんとの邂逅。古典落語に歌を採り入れた経緯も詳細に披露。
柳亭市馬の、落語家としての姿勢、心情が描かれているのはもちろん、懐メロが大好きな、剣道が大好きな少年の心を胸に抱いたまま、大看板に成長した市馬の、爽やかな素顔が浮かぶ一冊。
ファン待望の初書籍は、市馬の人柄そのままの、あたたかい読み応えです。
【市馬より】落語のなかで歌を唄っていますけど、どんな思いで唄っているのか……、ホントはどんな歌が好きなのか、この本を読んで頂ければと存じます。
【 柳亭市馬の懐メロ人生50年 もくじ 】
第1章 懐メロ歌謡曲との出逢い
第2章 剣道ひとすじの青春 ~ 老人の言うことは聞くものだ!
第3章 三橋美智也 春日八郎
第4章 三波春夫 村田英雄 フランク永井
第5章 岡 晴夫 ~ 大好きな懐メロ歌手!
あたし的なヒットパレード
紅組 渡辺はま子 美空ひばり 小唄勝太郎 市丸 美ち奴
赤坂小梅 音丸 日本橋きみ栄 松山恵子
白組 東海林太郎 灰田勝彦 ディック・ミネ 小畑 実
林 伊佐緒 三船 浩 田端義夫
第6章 落語の道をまっすぐに
第7章 歌と古典落語の出逢い 市馬版『片棒』『掛け取り』誕生へ
第8章 歌手デビュー! 唄い続けます
12月20日発売 定価1000円(税込)。
数年前に、暮れの市馬さんの歌謡ショー、じゃなくて独演会に行きました。
あの時のゲストが歌謡声帯模写の白山雅一さんでしたが、今年9月にお亡くなりになりました。
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