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2011年12月12日 (月)

助六

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歌舞伎十八番「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」は、「勧進帳」と並んで最も人気の高い狂言で、歌舞伎を代表する狂言の一つです。
花川戸の助六という侠客は、毎夜吉原でけんかを売って相手の刀を抜かしている。
助六は実は曽我五郎で、源家の重宝「友切丸」を探すための行状だった。
Tokyo17吉原の遊郭三浦屋の揚巻は、全盛の花魁で、助六といい仲である。Photo_10
髭の意休は子分を引き連れ吉原に通い、権力と金をかさにきて威張り、揚巻に言い寄ってくるが相手にされない。
意休は助六を罵倒し、図に乗って自分の刀で香炉台を切った。
助六はこの刀こそ「友切丸」と見届け、意休を討ち果たして刀を奪う。
捕手に追われた助六は、天水桶の中に身を隠し、揚巻の助力で吉原から逃れた。
江戸っ子の憧れなんだそうで、やはり芝居を観てみたいものです。

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