吉朝庵
上方落語の「桂吉朝」さんを偲ぶ本。
桂米朝の後継者と目されつつ惜しまれながら50年の生涯をとじた桂吉朝のCD付き回想録。
七回忌を迎えるこの機会に一人息子・上田康介による父の回想を軸に、米朝師匠をはじめとする一門、交流のあった東西の落語家、下座囃子、狂言・文楽などの古典芸能界、小劇場の友人、放送作家など、同時代を生きともに戦いともに遊んだ人たちの言葉を集めて落語家・桂吉朝の芸と人柄を浮かび上がらせる。
CDには「くっしゃみ講釈」「深山隠れ」を収録。
実は、上方の噺家さんはあまり知りませんので、亡くなったニュースを聞いて、あぁそんな有望な噺家さんがいたんだと思いました。
先日、落語シネマ「落語研究会 昭和の名人 参」で、「不動坊」を聴きましたが、良い意味で、上方のコテコテがないのは、私も受け入れられると思いました。
50歳で亡くなったんですね。
淡交社 刊行:「吉朝庵: 桂吉朝夢ばなし」。
上田 康介(著)、小佐田 定雄(監修)。2625円。
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