伽羅香(めいぼくこう)
初めての香道体験。
師匠も参加して、静かな雰囲気で始まります。
香道は、香りを通して真の自己を見出す芸道といわれているそうです。
どうやら、一定のルールのもと、香炉の香木の香りを聞き(匂いをかぐことを聞くというそうです)、様々なことを思いめぐらせたり、自分なりのストーリーをイメージしたり、香の組み合わせを当てたりするもののようです。(違っていたらすみません。)
千早亭で一緒に稽古している早千さん(香道では別のお名前です)が、香元になって、進めて行きます。
何とも優雅な所作です。
時間のたつのを忘れるというか、時間がかかるというか、2時頃から始めて、先生の説明もありましたが、気がつくと4時30分を過ぎていました。
それがまたよいということですね。
最後に、お見事な手による、本日の「香記(会記)」を拝見しましたが、これにも様々な思いや工夫がちりばめられていて、「うわぁぁ、日本人なんだ」と感じました。
大変貴重な、とても不思議な体験でした。
終わった後も、何気なく息をした時に、ふと香の香りがする気がしました。
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右端に圓窓師匠の名前、中ほどに私の名前も見えます。