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2011年11月20日 (日)

扇遊師匠の「ねずみ」

wrench先日の「東京落語会」での扇遊師匠の「ねずみ」で、ちょっと意地悪ですが気がついたことがありました。
甚五郎は「ねずみが動かなくなった」という手紙を受け取って、再び仙台にやって来ます。
その時、江戸で居候させてもらっている大工の「政五郎」を連れて来るのです。
この政五郎は二代目で、もともと「三井の大黒」で出会う政五郎は、この二代目の親父の政五郎です。
仙台に来たのは、この先代のところに居候を始めて10年以上経ってからのことで、長い間居候していたのは、この先代が若くして亡くなってしまい、甚五郎が息子(二代目)の後見をしていたのです。
扇遊師匠は、この説明を省いて「二代目政五郎を連れて仙台にやってまいります」と言いましたが、宿帳を書くときに「大工政五郎内」と言っているだけなのですから、それならば「政五郎を連れて」だけで良いはずです。Rimg0012
普通は、先代が亡くなった後二代目の後見をしていたという説明をするので、「二代目」が生きて来るのです。
また、オチの直前では、「お前の親父は大工では名人と言われた人だ。・・・」と言い、ここで初めて先代のことが出て来ますが、これでは先代と甚五郎との関係がよく分からない。
そもそも、二代目政五郎を仙台に連れて来る必然性もどうかと思う部分もありますが、連れて来るのなら、このあたりの説明は必要だと思いました。
瑣末なことですみません。

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