三三独演〜懐古趣味〜
久しぶりに「柳家三三」さんの独演会に行きました。
「三三独演〜懐古趣味〜」という趣向で、凝ったセットでした。
かつて本郷に実在したと言う「若竹亭」という寄席をイメージして、上の写真の右半分の簾が上がると高座が現れます。そしてこれがプログラムです。
簾の中は、真ん中に座布団、その脇に火鉢が置いてあり、書額の両側にはランプが点っています。
◆ 札所の霊験(上) 柳家三三
◆ 札所の霊験(下) 柳家三三
心意気やよしですが、出来は良くありませんでした。
言葉は滑らかではないし、メリハリもないし、特に酒を飲む場面は酷かった・・・。
飲み方で、飲む仕草の度に口を鳴らすのが不自然だし、飲み過ぎだと思います。
「口を鳴らすと、いかにも飲んで味わっているように見えると思ってやるんだろうけど、そんな音はしないし、第一品がないよ」・・・、稽古の時に師匠がタブーとして語ってくれました。
上下の2分割で、約100分程度の長講でしたが、3500円というのは・・・「?」です。
セット・小道具代を考えても、割高に感じました。
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