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2011年10月 7日 (金)

師匠と楽屋で

scissors「千早亭落語会」の楽屋で着物に着替えながら、師匠と二人だけでしばし対談。Photo
先日の高座本「揺れるとき」をいただいたお礼を申し上げると、高座本の製本のご苦労についての話題に。
高座本の巻末に、「噺の考察集」という欄を設けて色々コメントしているが、師匠だけでなく、何人かの人にコメント寄稿をお願いしているそうで、私にも書いてくれと頼まれました。
オチの話や、自分の得意分野と落語の繋がりとか、様々な蘊蓄とか・・・。
適宜、これはという話題をメールしてくれたら、その噺の高座本に掲載させてもらうと。
例えば、師匠に言われて考えた「三方一両損」や「浜野矩随」や「子ほめ」のオチづくりの裏話など・・・。
「是非書かせてくださいPhoto_4」と申し上げました。
それから、落語愛好者の底辺の拡大の努力について。
師匠は、噺家が子どもたちに落語の指導をしたり、実演を聴いてもらい、幼い頃から落語の世界に触れさせて、サッカーや野球のように、若いファン作りをしたいと思っているが、落語協会の古参の師匠たちには、なかなか理解してもらえない。
「落語の裾野を広げる愚直な努力をして行かないと・・」と、憂いを含んで仰いました。
落語を、国が無形文化財にして保護しなければ滅びてしまうような(○○のような)古典芸能にしてはいけない。
落語が朱鷺になってはいけないと・・・。
全くそのとおりだと思います。Photo_3
市井から出て来た芸能だから、市井のうちで自ら育てて行かなければいけない。
師匠は、「五百噺」完遂の後のライフワークとして取組んでおられる「落語の授業」や国語の教科書への落語掲載など、その熱い思いは衰えることを知りません。
「ところで、Oさん(落研先輩の愛詩亭朝大師匠のこと)は、"あおば亭"には出ないの?」との質問。
朝大師匠は、この夏から、師匠が指導する、「扇子っ子連・要亭」で落語の稽古を始めていて、要亭の会長をしています。
とても嬉しかったのは、先月の稽古の時に「あおば亭」のことを師匠に報告していたのですが、「あおば亭」という名前を覚えていてくださったことです。
とまあ、本番前の緊張を癒す、楽しい会話でした。

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