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2011年10月13日 (木)

香道

落語は「聴く」もの。香りは「聞く」ものだそうで、「きく」仲間です。
多くの楽しみと言うのは、視覚・聴覚・味覚・触覚で楽しむ物がほとんどですが、嗅覚で楽しむものは珍しいかもしれません。
尤も、茶も花もグルメも、香りを楽しむ部分もあるのでしょうが。
落語は、視覚と聴覚を駆使して頭の中のスクリーンに情景を映し出し(想像)、人情の機微を味わう楽しみです。
香道」とは、香りを楽しみ、日常を離れた集中と静寂の世界に遊ぶことを目的とした芸道で、一定の作法のもとに香木を炷(た)き、立ち上る香りを鑑賞するものである。
聞香または香あそびということもある。Photo_4
同時に、香席に飾られたり、手前に使用する道具は美術的要素が高く、組香の記録紙には書道の要素が加わることなど、総合芸術といわれる。
元来は公家の素養とされ特に三条西家が代々伝えた。
香道は、香木が推古天皇3年(595年)に淡路島に漂着してから、宗教的(主として仏教)に利用されてきた香木を、炷き、香りを聞いて鑑賞するものとして利用するようになり、結果として日本独自の芸道として発展した。
特に、香木の香りを聞き、鑑賞する「聞香」、さらに香りを聞き分ける遊びである組香として体系化したものである。Photo_6
室町時代の東山文化のころ、茶道や華道が大成するのとほぼ同時期に作法なども大成され、現在の形に近いものになったと考えられている。
この頃、それぞれに異なる香りを有する香木の分類法である「六国五味」(りっこくごみ)なども体系化された。

日常を離れた集中と静寂のせかいに遊ぶのが「香道」。
そして、日本の芸道の常で、道具の美術品としての価値も味わう。
きっと、深くて素晴らしい世界なのでしょう・・。
「茶道」「華道」「歌道」「香道」「講堂」・・・、ちょっと違うのも混じっていますが、日出ずる国でいにしえに起こり、いにしえから伝わり、長く愛好され究められてきた「道」です。
「剣道」「柔道」「居合道」「北海道」・・・も同様です。
しかるに我が「落道?」は・・、何か道端から崖下へ落ちるようですが、やはり究めて行かなければと・・・。
師匠の「落語と香道のコラボ」・・・、ちょっと行ってみようかと、早速予約しました。

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