真景累ヶ淵②~深見新五郎
因縁とは恐ろしいもの。悲劇が生まれます。
「深見新左衛門」の長男「深見新五郎」は、谷中七面前の質屋「下総屋」に奉公します。
そこの女中の「お園」に恋情。
ところが何と、実はお園は「皆川宗悦」の次女だったのです。
1776年,新五郎がお園を犯そうと押し倒すと、背中の下に押切があり、その刃でざくざくと切り殺してしまいます。
新五郎は仙台へ逐電します。
1778年、江戸に密かに戻ると、松倉町で追手の気配。
あわてて隠れた家が捕り方の妻の家で、刃物を隠されてしまい、やむなく二階から飛び降りると、下に押切りの刃。
新五郎は捕縛され、獄門にかかってしまいます。
この物語に良く出て来るのが、押切りです。
さあ、これで何人の人が死んだ(殺された)でしょう・・・。
この長講因縁噺は、色々な分け方・呼び方がありますので、あくまでも、大雑把な私の分け方だとご理解ください。
ここを「松倉町の捕物」とされている場合もあるようです。
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