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2011年9月19日 (月)

怪談乳房榎①~おきせ口説き

「怪談乳房榎」の発端は、やはり男の横恋慕から始まります。
秋本越中守に仕えて250石を取っていた武家で37歳になる文武両道に秀でた「間与島伊惣次」という侍がいた。
趣味で始めた絵が有名になって武家を辞して「菱川重信」という絵師になってしまった。
妻の「おきせ」と生まれたばかりの「真与太郎(まよたろう)」と三人で柳島に移り住んでいた。
おきせは24歳で
絶世の美女。夫婦仲も良かった。
本所・撞木橋(しゅもくばし)近くに住む29歳になる浪人「磯貝浪江(いそがいなみえ)」は重信の弟子になった。
良く気が付き絵も上手かったので評判は良かった。Photo_6
宝暦2年5月、重信は、「南蔵院」から天井画の龍を頼まれたので、じいやの「正介」を伴って泊まり込みで描き始めた。
浪江は留守宅に毎日のように訪ねてくるようになった。
ある日仮病を使って泊めて貰ったが、夜更けに起き出し横恋慕していたおきせにせまったが、激しく抵抗された。
息子を殺すと脅されて、一度との約束でいやいや枕を交わした。
が、二度三度と度重なると浪江に好意をいだくようになった。
悪縁で、そのうちおきせの方から誘うようになっていた。
浪江はおきせは自分のものになったが、絵を描き上げて重信が帰ってきたらこの仲は終わってしまうので、帰ってこない算段を考えた。
男と女の仲の複雑なところが出て来ます。
さて、これから悪事と悲劇が始まります。
ところで、この南蔵院というのは、都電荒川線の面影橋近くにある名刹です。
何度か行ったことがあります。

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