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2011年9月12日 (月)

中秋の名月

fullmoon「十五夜さん」というのでしょう。
9月12日は「中秋の名月」です。 Photo_2
毎年12~13回の満月があるのに、なぜか特別扱いされる中秋の名月。
「八月十五日」と書いて「なかあき」と読む名字の方がいらっしゃるそうですが、 「なかあき」=「中秋」のことで、昔から八月十五日の月を「中秋の名月」と呼んできました。
一年には「春夏秋冬」の四季があります。旧暦では三ヶ月毎に季節が変わり、「一・二・三月」は春、「四・五・六月」は夏、 「七・八・九月」は秋、「十・十一・十二月」は冬と分けられます。
そしてそれぞれの季節に属する月には、初・中・晩 あるいは、孟・仲・季の文字をつけて季節をさらに細分するのに使いました。
たとえば旧暦四月は「初夏」あるいは「孟夏」となります(孟・仲・季の文字は中国では兄弟の年の順を表す場合に用いられ、孟は年長者、仲は真ん中、季は末っ子を表します)。
この季節の細分によれば、「八月」は秋の真ん中で「中秋」あるいは「仲秋」となります。
旧暦の暦月の日数は29日か30日のいずれかですから、15日は暦月の真ん中の日と考えることが出来ます。Photo
旧暦の八月十五日という日は秋の真ん中の月の真ん中の日、つまり秋全体の真ん中の日と考えられますから、この日のことを「中秋」と言うことがあります。
旧暦は太陰暦の一種ですから日付は空の月の満ち欠けの具合によく対応します。
月半ばである15日夜の月は必ず満月か満月に近い丸い月が見えることから、「十五夜の月」=「満月」と考えられるようになりました。
中秋の日(旧暦八月十五日)夜の月も満月かそれに近い月です。
中秋の日の夜に澄んだ秋空に昇るこの丸い月は、やがて中秋の名月と呼ばれるようになり、これを観賞する風習が生まれました。

Photo_3「お月見」は、秋は収穫の時期でもありましたので、その年の収穫物を月に供える風習が各地に残っています。「芋名月」などの呼び名はここから生まれたものだと考えられます。
「芋」は、「いもにーちゃん」のように使って「冴えない」という意味にとられることもあるので芋名月では「冴えない月?」みたいな印象を受けそうですが、違いますよ!。
現在、月見団子を供えるのも、芋を供えた風習の変形だと考えられています。
秋の七草を飾って、月を眺める・・・。
風情がありますね。

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