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2011年8月25日 (木)

水盃(みずさかずき)

crying最近、話題がちょいとマニアックになっているのではと、色々ご不満もあろうかと思いますが・・・・。
「浜野矩随」で、矩随の母親が、矩随に水を汲んでもらって自分が飲み、その残りを矩随に飲ませるシーンがあります。201005302149000
その様子を聴いて若狭屋甚兵衛が、「水盃だ!早く帰れ!おっ母さん、どうなっているか分からない!」と気づきます。
「あっ、そうか!水盃だ!」と、夢中になって駆け戻る露月町の家・・・。
・・・母親は、家に伝わる九寸五分で喉元を突いた、見事な最後・・・。
「水盃」というのは、再び会えるかどうかわからない別れに際して、酒の代わりに互いに盃に水をついで飲むこと。
おそらく、「水盃を交わす」というのは、略式の生前葬儀なのでしょう。
「末期の水」を「水盃」で飲むということです。
・・・悲しい別れは、「浜野矩随」のクライマックスです。

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