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2011年8月21日 (日)

武田節

japanesetea「ちゃっきり節」が、静岡の「民謡」ではなかったことは、先日申し上げたとおりです。Photo_16 Photo_17
なんと遊園地のコマーシャルソングだったという・・・。
私は、山梨と静岡の県境で生まれて育ちましたので、故郷は、時に応じて山梨だったり、静岡だったりなのです。
住所は山梨、気候と文化は静岡という、山静ハーフという訳です。
左側が静岡県、右側が山梨県の地図ですが、静岡県の中央で一番くびれたところ、山梨県では、伸ばした人差し指のように南に飛び出している所の突端(爪の先)が、我が故郷の町ですから、天気予報は、いつも「静岡県東部中部地方」をチェックしているのです。
さて、山梨県にも「武田節」という有名な歌があります。
落研に入部してからというもの、よく歌った(歌わされた)ものです。
歌と言えば「武田節」と「チャンチキおけさ」が双璧でした。
そういえば、先輩の「釣り亭金魚」師匠の結婚披露宴では、新婦が山梨県のご出身だということで、余興で歌う羽目になりました。
あの時は確か、金魚師匠の同期の「山椒亭から志」師匠が、「長屋の花見」で一席お伺いしたはずです。
これも「節」なんという題名がついてはいますが、明らかに「山梨民謡」ではありません。
ミリオンセラーを記録したヒット歌謡曲とでもいうのでしょうか?Photo_18
1961年に作られた民謡調歌曲。
作詞は米山愛紫、作曲は明本京静。
本来は三橋美智也が歌唱する民謡調流行歌または新民謡と呼ばれるジャンルの曲であるが、山梨県の民謡が少ないこともあり、現在は山梨県の民謡とみなされることがある。
三橋による『武田節』のレコード売上はミリオンセラーを記録した。
山梨県では愛唱歌となっているが、作曲者の明本京靜が理事長だった日本文化協会が、1961年から彼が死去する1971年まで、毎月20日の夜に日比谷公会堂で開催されていた「みんなでうたう音楽会」の愛唱歌になっており、毎月歌唱指導が行われていたため、現在もカラオケで歌われることが多い。
武田信玄とその配下の武士たちの出陣の様子を歌にしたもので、曲の間には風林火山の文句を歌う詩吟がはさまれている。

・・・ということで、身近に口ずさんでいた「ちゃっきり節」も「武田節」も、落語で言えば「新作落語」という訳ですね。
        ≪武田節≫
    
米山愛紫作詞・明本京静作曲/昭和36年
 note甲斐の山々 陽に映えて
  われ出陣に うれいなし
  おのおの馬は 飼いたるや
  妻子(つまこ)につつが あらざるや
  あらざるや
     祖霊(それい)まします この山河
     敵にふませて なるものか
     人は石垣 人は城
     情けは味方 仇(あだ)は敵
     仇は敵

   (詩吟)
   疾如風(ときことかぜのごとく)
   徐如林(しずかなることはやしのごとく)
   侵掠如火(しんりゃくすることひのごとく)
   不動如山(うごかざることやまのごとし)
       つつじケ崎の 月さやか
       うたげを尽くせ 明日よりは
       おのおの京を めざしつつ
       雲と興(おこ)れや 武田武士
       武田武士notes

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